ダイワボウ情報システム、レブコムとディストリビューター契約

ダイワボウ情報システム(DIS)は4月25日、RevComm(レブコム)とディストリビューター契約を締結したと発表した。

国内では労働人口減少が続き、一人当たりGDPも相対的に低下するなか、一人当たり生産性の向上が大きな社会課題となっている。企業活動のエンジンと捉えられる営業活動において、生産性の大幅な向上は企業経営の喫緊の課題となっている。

また、生成AIが急速に普及し、AIの有効活用が企業の競争力向上のカギとなることが予測されている。企業がもつあらゆる情報資産を活用可能な形で蓄積し、各社固有の生成AIを構築する時代が近づいている。企業は、テキストや画像情報については一定程度データで蓄積している一方、企業と顧客をつなぐラストワンマイルのコミュニケーションである音声コミュニケーションはビッグデータとして蓄積されていない。

レブコムの音声解析AIプラットフォーム「MiiTel」を活用することで、経営資源として活用してこなかった音声データをビッグデータ化し、各社固有の経営判断に資するLLMやGPT構築の基盤を整備することができる。

MiiTelは、電話営業やコンタクトセンター業務での会話の内容を解析し、高精度のフィードバックを行うことで商談獲得率・成約率を向上させる日本発の音声解析AI電話サービス。顧客と担当者が「何を」「どのように」話しているかわからない、というブラックボックス化問題を解消し、アナログな議事録作成作業も自動文字起こし機能が軽減する。

DISでは、レブコムが提供するMiiTelを、日本全国約94拠点の営業網による地域密着型の営業体制で、約1万9000社の販売パートナーを通じて、全国の利用ユーザーに届け、企業のデジタル化とビジネス変革をサポートし日本のDX化に貢献する。また、DISは、ディストリビューターとして製品、ソリューションにかかわる情報や技術支援を提供するだけでなく、サブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」で取り扱うことにより、月額課金のサービスでも従来の商取引基盤に対応し、日本の商慣習に適した展開を行うことで多くのパートナー企業や日本の中堅中小企業の顧客へサービスを普及していく。

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