PvEが可能な『Escape From Tarkov』新エディション販売が闇落ちユーザーの暗黒面を目覚めさせる―開発「PvEは新モードでありDLCではない」

PvEが可能な『Escape From Tarkov』新エディション販売が闇落ちユーザーの暗黒面を目覚めさせる―開発「PvEは新モードでありDLCではない」

先日、発表とともに販売が開始された『Escape From Tarkov』新エディション「The Unheard Edition」(250ドル)ですが、他のエディションでは利用できない“ワイプで進捗がリセットされないPvEモードへのアクセス権”などの特典に対して多くのユーザー間での議論が勃発しています。

闇落ちユーザーから不満の声

不満を訴えるユーザーからの主な理由のひとつは過去の最上位エディション「Edge of Darkness Limited Edition」(通称:闇落ち版、現在は販売終了)では“全てのDLCへのアクセス権”が特典として用意されていたにも関わらず、PvEモードが利用できないことです。

しかしながらBattlestate Gamesはこうした批判に対して「PvEモードは新しいエディションの独自機能・ゲームモードであり、DLCではない。皆がDLCになることを望んでもそうなるとは限らない」といった説明をしています。

また、「PMCのポケットのサイズ拡大」や「Fenceの信頼度上昇」、条件によって60m以上離れたNPCから攻撃を受けなくなる「特別な通信装置」のような直接ゲームプレイに影響を与える特典が以前のエディションに比べより多数含まれていることも、新エディションの高額さと相まって“Pay-to-Win”であるとユーザー間での議論を呼んでいるようです。

発表トレイラーはサムズアップ5千に対してサムズダウンが4万

redditでは今回の件に関する多くの議論が交わされており、落胆や怒り、哀しみの声が寄せられています。この過熱ぶりにモデレーターは誹謗中傷や政治的議論を控えルールを守るよう警告しつつ、モデレーターチームも新エディションに憤慨していることを明らかにし、「The Unheard Edition」に関する投稿に対しては一部の投稿ルール(「辞めた」「アンインストールした」という類の投稿の削除)を適用しないと宣言しました。

Battlestate Gamesは公式Xアカウントで改めて「PvEモードはThe Unheard Edition所有者のみが利用できる独自の機能」と念を押すとともに、Edge of Darkness Limited Edition所有者向けにも限定の新機能が登場することを示唆しています。先日発売された『Incursion Red River』など同種のタイトルがPvE搭載をウリにするほか、PvPvEでも多数のフォロワータイトルが注視する王者『タルコフ』の動向、果たして今回の騒動はどのような結末を迎えるのでしょうか。

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