パリ五輪行き消滅で「韓国サッカーを滅亡に導いた」と鄭夢奎会長に猛非難 会長降ろしへ

韓国の黄善洪監督

パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジアカップ(カタール)準々決勝で、インドネシアにPK戦の末、まさかの敗北を喫した韓国で、大韓サッカー協会の鄭夢奎会長に批判の矛先が向けられている。

1984年ロサンゼルス五輪以来、10大会ぶりにパリ五輪行きを逃した韓国。自国メディアでは「アジアの虎は張り子の虎だった」などと批判が沸騰しているが、その矛先が向いているのは鄭会長だ。

韓国メディア「インターフットボール」は「韓国サッカーを滅亡に導いた鄭夢奎会長、今回は責任を取らねばならない」と報道。

「すべての矢は鄭夢奎会長に向けなければならない。10度連続五輪進出失敗の結果の原因は、鄭会長に帰結する。韓国サッカーを後退の道に導いた人物だ。最近ではユルゲン・クリンスマン監督の選任に積極的に関与した」と、A代表で更迭されたクリンスマン氏選任に関する責任問題にも言及。

「クリンスマン監督の選任は最悪の結果を生んだ。アジアカップ準決勝でヨルダンに0ー2で敗れ、鄭会長はクリンスマン監督を更迭。直ちに次期監督を選任できず、黄善洪監督をタイとの2連戦での臨時監督に選任するという最悪の手段に出た。タイとの2連戦期間、五輪代表チームも活動があり、黄監督は復帰後、短い時間で準備するしかなかった」と、U―23の黄監督に兼任させたことが今回の五輪消滅につながったと指摘した。

同メディアは「原因によって結果があるので当然その報いを受けなければならない。鄭会長が責任を持って韓国サッカー界を離れれば、韓国サッカーは正しい道理に戻ることができるだろう」と会長職から退任することを求めた。

韓国サッカー界がキナ臭くなってきた。

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