全国市長会長に松井・広島市長就任へ 広島県内では初 無投票当選が内定

松井・広島市長

 全国市長会は26日、6月の任期満了に伴う次期会長候補者の選考委員会を東京都内で開いた。会長選への立候補者は広島市の松井一実市長だけで、無投票当選が内定した。6月12日の総会で正式に決まる見通しで、任期は同日から2年。

 全国9ブロックの支部長による選考委で、中国支部長を務める倉敷市の伊東香織市長が松井氏の推薦を報告した。中国地方で会長に就くのは3人目、広島県内では初となる。

 全国市長会は792市の市長と東京23区の区長で組織し、全国知事会や全国都道府県議会議長会とともに「地方6団体」と呼ばれる。会長は各都道府県の市長会の予算要望や意見をとりまとめ、政府や国会へ働きかける。官邸である「国と地方の協議の場」に出席し、首相に訴える機会もある。

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