【香港チャンピオンズデー】プログノーシスなど日本馬4頭が馬場入り ヒシイグアスはパドックスクーリングへ

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

マッドクールは芝コースでキャンター

4月26日(金)の朝の調教もここ数日と同じく、外国馬が出てくる時間に合わせたかのように雷とともに激しい雨が降り始めた。そうした厳しいコンディションの中、レースを2日後に控え、馬場入りしたのは4頭だった。

芝コースでは、日本馬で唯一マッドクール(チェアマンズスプリントプライズ)が軽めのキャンター調整を行った。

オールウェザーコースは連日の大雨で砂が流されて硬くなっている印象も受けるが、サンライズロナウド(チェアマンズスプリントプライズ)とプログノーシス(クイーンエリザベスⅡ世カップ)が軽めのキャンター。またノースブリッジ(クイーンエリザベスⅡ世カップ)もキャンター調整の後にパドックとゲートスクーリングを行った。

その他、ヒシイグアスは馬場入りはしなかったものの、堀宣行調教師が付き添ってパドックスクーリングへと向かう姿が見られた。

「香港に入ってからも順調にきています」

調教終了後に行われた記者会見には、オオバンブルマイを管理する吉村圭司調教師が出席した。

今回はオーストラリアで行われたドンカスターマイル13着からの転戦となるが、前走について「ハンデ戦だったというのも大きいですし、連日雨も降っていたのも敗因の一つだと思います」と振り返る。

今回も連日の雨で道悪が想定されるがその点については、「歩いた感じだと香港の方が路盤は硬い印象なので、地面を捉えやすいという印象を持っています」と分析。状態については「輸送も上手ですし、香港に入ってからも順調にきています」とのこと。約5ヶ月ぶりのドンカスターマイルをひと叩きして、上積みも期待できる。強力メンバーが揃う一戦でどのような戦いを繰り広げてくれるのか楽しみだ。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。



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