新緑ドライブ爽快 国道398号宮城・栗原-秋田・湯沢間の冬季通行止め解除

温湯ゲートを通過して秋田県側に向かう車両

 宮城、秋田両県を結ぶ国道398号の栗原市花山-秋田県湯沢市皆瀬間(27.2キロ)は25日、冬季通行止めが解除され、開通を待ち望んだ観光客らが新緑とドライブを楽しんだ。
 栗原市花山の温湯ゲートでは市職員ら約30人が見守る中、関係者がテープカットで開通を祝福。正午に扉が開くと、観光客らが乗った車両約30台が秋田県側に向かって出発した。
 山菜採りに訪れた登米市の無職安久津貞二さん(84)は「天気も良かったので足を運んだ。まだ早いと思うが、ゼンマイやコシアブラを採りたい」と話した。
 例年は開通後も5月上旬まで夜間は通行止めにするが、今年は暖かい日が続き、路面凍結や積雪がなければ交通規制はしない。

© 株式会社河北新報社