ウクライナ農相に拘束令、その後保釈 汚職事件関与の疑い

[キエフ 26日 ロイター] - ウクライナの裁判所は26日、ソルスキー農業政策・食料相の身柄拘束を命じた。約700万ドル相当の国有地の違法取得に関与した疑いが持たれている。

ソルスキー氏はその後、保釈金7570万フリブナ(190万ドル)を納付し、保釈された。ロイターに明らかにした。

問題になっているのは2017年─21年の土地取引で、ソルスキー氏が22年3月に農相に就任する前に行われた。

同氏は25日に辞任を申し出た。違法行為は否定している。ゼレンスキー政権の閣僚で初の汚職事件の容疑者となった。

検察は25日、最長で12年の禁固刑が科せられると主張した。国有企業2社から土地を違法に取り上げ、民間企業に貸し出すことを条件に退役軍人らに譲渡したとしている。

ソルスキー氏側はそうしたスキームから利益を得ていないと反論した。

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