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月一で通っている行きつけのお店、ハレの日のとっておきのお店、
ちょっとニッチで穴場的なお店……。
食いしん坊のファッションライター・arikoさんがつづる
新しい偏愛レストランガイド。
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新橋や汐留にある出版社での打ち合わせが終わったあと、ちょうど昼時という時に楽しみにしているのが新橋駅前にあるビーフン東だ。
昭和の風情漂う古い駅ビルの２階、昭和26年創業に開業、その後昭和41年にこの新橋駅前ビルに移転して以来、現在も行列の絶えない人気店。
夜は台湾料理をベースにした中国各地の料理を提供しているが、ランチタイムには看板メニューのビーフンと中華ちまき“バーツァン”を目当てに多くのサラリーマンが列をなす。
屋号にもなっているビーフンは、ベースは変わらず時代に合わせて変化させており、シンプルで食べ飽きない美味しさ。
注文の仕方もとてもシステマティックだ。ランチのメニューはビーフンと中華ちまきのみ。ビーフンを「並、五目、蟹玉」から選び、「焼き（汁なし）」と「スープ（汁あり）」と量「一人前、小盛り、大盛り」を決める。五目は一人前850円で豚肉、海老、筍、椎茸、うずらの卵などが入った具だくさん。蟹玉はふんわりとした卵の黄色が鮮やかだ。
ビーフンと並ぶもうひとつの名物の中華ちまきも必食の一品。竹の皮で包んで蒸し上げられたちまきは完璧なまでの三角錐で、醤油ベースの特製ダレのいい香りが鼻をくすぐる。
豚バラやラードの旨みが染み込んだ餅米に、煮豚や椎茸、茹でピーナッツの具材がいいアクセントに。もちもちでいながら箸を入れるとほろっと崩れるのがいい。１個で十分ボリュームがあるがやはり食べずに帰るわけにはいかない。
ふたりなら、シェアすることもできるが、ひとりだけなら汁ありビーフンの小盛りにバーツァンという組み合わせに落ち着く。
ちなみに中華ちまきは常温で持ち帰ることが可能。お土産にして冷凍庫でストックしておけばいつでも店と同じ美味しさが楽しめる。
夜に訪れるなら、台湾風ソーセージや野菜の湯葉春巻きなどを前菜にしたコース料理もおすすめだ。
DATE
ビーフン東
住所 〒105-0004 東京都港区新橋 ２-20-15 新橋駅前ビル１号館 ２F
営業時間
平日 11：30～13：45（L.O.）／17：00～20：15（L.O.）
土曜 11：30～13：15（L.O.）
定休日 日曜・祝日
電話番号 03-3571-6078
Instagram @bihunazuma
HP
＊次回は５月10日更新予定です。
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