橋口亮輔監督のドラマ「お母さんが一緒」が7月12日劇場公開!江口のりこ×内田慈×古川琴音が三姉妹に

ポスタービジュアル - (C)2024 松竹ブロードキャスティング

映画『ぐるりのこと。』(2008)、『恋人たち』(2015)などの橋口亮輔が監督、脚本を務め、「ホームドラマチャンネル」(松竹ブロードキャスティング)の開局25周年ドラマとして制作されたオリジナルドラマシリーズを再編集した『お母さんが一緒』が、7月12日より劇場公開されることが明らかになった。あわせてポスタービジュアル、予告編が公開された。

本作は、脚本家・劇作家・演出家・映画監督など、マルチに活躍するペヤンヌマキが2015年に主宰する演劇ユニット「ブス会*」で発表した舞台を、橋口監督自ら脚色。親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹が、温泉宿の一室で母親への愚痴を言い出したことから壮絶なケンカへと発展していく。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。三姉妹の母親への愚痴は徐々にエスカレートし、互いを罵倒する修羅場に。そこに三女がサプライズで用意していた彼氏・タカヒロが現れ、物語は思わぬ方向へ向かっていく。

美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスをもつ長女・弥生に江口のりこ、優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる次女・愛美に内田慈、そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美に古川琴音。清美の彼氏・タカヒロに、お笑いトリオ・ネルソンズのメンバーとしてバラエティ番組で活躍する青山フォール勝ちがふんする。

予告編には三姉妹の壮絶なバトルに加え、「気づいたら40よ、もうおばさんよ……」とわが身を憂う弥生、寄り添って涙を流す三姉妹の姿などが収められている。

橋口監督、江口のりこ、内田慈、古川琴音、青山フォール勝ちのコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)

映画『お母さんが一緒』は、7月12日より新宿ピカデリーほか全国公開

橋口亮輔監督

江口のりこさんはじめ、内田慈さん、古川琴音さん、青山(フォール勝ち)くんと、人気、実力ともに申し分のない出演陣を得て、僕も気合いを入れ直して現場にのぞみました。たまらなく可笑しくて、少し痛がゆい、そんな人間たちの物語をぜひお楽しみください。

江口のりこ

橋口さんの撮ったドラマが劇場版になりました。やっぱり映画にしなきゃ!というのは、誰もが思ったことだと思います。是非映画館でご覧になって下さい。

内田慈

「2015年に出演したペヤンヌさんの舞台作品を橋口さんが映像作品にする。しかも当時と同じ次女・愛美という役で。しかも江口のりこさんと古川琴音ちゃんとの三姉妹」というオファーをいただいた時は色んなびっくりと嬉しさでご褒美みたいだなと感じました。舞台版と映像版どちらにも出演する唯一の俳優部として何ができるかなぁと考えながら取り組んだ時間は、楽しく且つ挑戦の日々でした。登場人物たちのそれぞれの言い分は置いといて(笑)、「なんかこの感情知ってるな」と見つけることで浄化されたり、または蓋をしていたモヤモヤと改めて向き合う時間になったり……。観てくださる方にとって、笑いながらそんな機会になる作品であったらいいな……。

古川琴音

あの三姉妹を、大きなスクリーンで、より多くのお客さんに観ていただけることがとても嬉しいです。いびつで愛おしい家族の姿を、橋口監督、スタッフのみなさん、江口さんと内田さん、そして青山さんと、たくさん笑いながら作りました。公開をお楽しみにお待ちください。

青山フォール勝ち(ネルソンズ)

橋口監督のドラマに出演したことが夢のような出来事だったのに、映画化なんて夢のまた夢です。面白い作品になってますので全国の映画館でたくさんの方々に現実かどうか確認していただきたいです。

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