第1四半期の中国金消費、前年比5.94%増 安全資産として需要増

[北京 26日 ロイター] - 中国黄金協会は26日、第1・四半期の中国の金消費量は308.905トンで、前年同期比5.94%増加したと発表した。安全資産としての需要が高まった。

金の延べ棒とコインの購入は106.323トンとなり、26.77%増加した。総消費量の34%を占めた。

さらに、中国人民銀行(中央銀行)が3月、17カ月連続で金を購入。3月末時点の金準備は2262.67トンに達した。

一方、金宝飾品の消費量は3%減の183.922トン。全体に占める割合は59.5%だった。地金価格が急騰する中、一部の消費者が慎重な姿勢を強めた。

上海先物取引所の金先物(中心限月)は、3月の最終営業日に当たる29日は1グラム=531.3元(73.32ドル)と、年初から10%上昇した。

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