“メタバース”活用でより良い保育を 千葉県君津市

“メタバース”活用でより良い保育を 千葉県君津市

 メタバース=インターネット上の仮想空間で保育環境の改善を図ろうという試みが千葉県君津市で始まります。
 県内では初めての取り組みということです。

 君津市は4月25日、30日に開園する市立みふねの里保育園で、保育環境の向上に向け、県内で初めて、メタバース技術を活用した取り組みを行うと発表しました。

 具体的には、園内を3Ⅾスキャンして仮想空間上に再現することで、子どもの動線の分析や死角の少ない家具の配置の検討などを行うということです。

 市は、こうした最新のデジタル技術を導入することで、様々な専門家が時間や場所を選ばず検討に参加できるなどのメリットもあると説明しています。

 この技術は、ソニーグループの研究機関が市の官民連携支援窓口を通じて提案したもので、市は「メタバース技術などを導入して、保育の質と園児の安全の向上を目指したい」としています。

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