酒に漬けた薬用人参、15年後に発芽―中国

黒竜江省ハルビン市のある家で、人参酒の中の人参が、購入してから15年がたった後に芽を出しました。

中国東北部の黒竜江省ハルビン市のある家で、人参酒の中の人参が、購入してから15年がたった後に芽を出しました。持ち主は驚き、また喜びました。この話題はネットに投稿されたことで、注目されることになりました。

ハルビン市に住む趙さんは最近になり、人参酒の中にある人参の様子が突然に変わったことに気づきました。趙さんによると、この霊芝と人参を漬けた酒は2000元(約4万3000円)以上で購入したもので、家に15年間置いていたのですが、特に変わった様子はありませんでした。ところが最近になり、人参から小さな緑色の芽が出て、日に日に大きくなっているとのことです。

趙さんによると、70歳余りも生きてきたが、こんなことは初めてとのことです。不思議なことではありますが不安に思っているのではなく、逆に「人参に新しい芽が出たことは、縁起がよいことだ」と思っているそうです。

専門家によると、酒に漬けられた人参が発芽することは確かに起こりうるのですが、これほど長い時間が経過してから再び発芽することは珍しい事例です。酒に入れられた人参も、その組織細胞が全て死んでいなければ、酒のアルコール濃度の低下にともない、酒の一部の栄養がかえって養分となって発芽を促す場合があり、条件が整えば、人参はさらに発芽を続けることもありえるとのことです。(提供/CRI)

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