合戦いざ再現 5月5日に福島県南相馬市で「サムライフェス」 乗馬体験、伝統芸能も

サムライフェスをPRする大杉さん(左)と藤田さん

 相馬野馬追に代表される福島県相馬地方の武士文化を発信する「第8回サムライフェス」は5月5日午前9時30分から、南相馬市原町区の雲雀ケ原祭場地で催される。合戦を再現する「南相馬矢野目の戦い」や乗馬体験、伝統芸能の披露など多彩に繰り広げる。

 南相馬市内の高校生らで組織する実行委員会の主催、南相馬市、同市教委、南相馬こどものつばさの後援。メインの「南相馬矢野目の戦い」は午後1時30分から。鎧(よろい)の衣装を着た参加者が「相馬」と「伊達」の陣営に分かれ、模擬のやりや刀を手に対戦する。午前11時30分からは「子ども合戦」を繰り広げる。

 相馬流れ山をはじめとする伝統芸能や武術の演武などを披露する。乗馬体験はコスプレでの写真撮影が可能で、県内外のコスプレ愛好者が集まる。

 昔遊びやカードゲームなどが楽しめる子ども向けの広場も設けられる。

 実行委員会の大杉杏奈委員長(原町高3年)と藤田萌花副委員長(同)は「迫力ある合戦が見どころ。戦国時代を感じられるイベントを楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 合戦の参加申し込みや問い合わせは事務局へ。

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