衆院東京15区補選 福永活也氏はエベレスト山中から演説「高いところから失礼します」

エベレスト山中から演説を行ったNHKから国民を守る党の福永活也氏

衆院東京15区補選(28日投開票)にNHKから国民を守る党から立候補している弁護士の福永活也氏が26日、滞在しているネパールのエベレスト山中からユーチューブで演説した。

「このたび、補選に立候補させていただいている。今日はこんな高いところから失礼します。と申し上げても、ベースキャンプのアイスフォール帯にいて、標高は5430メートルくらいでしょうか」。ヘルメットをかぶり、登山ウエアに身を包んだ福永氏はしっかり名前入りのタスキもかけ、諸派や野党の役割、子育て支援、日本が抱える政治課題などを訴えた。

告示3日前にNHK党の立花孝志党首から立候補を打診され、告示日に第一声を行っただけで、離日。5月にエベレスト山頂へアタックする予定で、現在はベースキャンプに滞在している。この日はプジャといわれる登山の安全を祈願する儀式にも参加したことを報告していた。

5430メートルでの演説は地上とは違い、空気が薄いとあって、福永氏は「頭がくらくらしているので、心臓が飛び出るぐらい動悸がしたり、息が切れている。話したいことが出てこない」と話上手ながらも苦戦しているようで、「残りの選挙期間、発信するのでよろしくお願いします」と訴えた。

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