お笑い芸人の小籔千豊が２６日、関西テレビ「とれたてっ！」に出演。お笑いコンビ「ウエストランド」の河本太がタクシー運転手とのトラブルを報じられた件についてコメントした。
２３日配信の「文春オンライン」によると、２０日夜、品川駅付近の路上で、タクシー待ちをしていた河本がタクシーの車体を蹴り、出てきた運転手と取っ組み合いのケンカとなった。その際、河本は運転手の左腕に噛みつき運転手はケガを負い、河本も歯が３本折れたという。
２人は警察署で事情聴取を受けたが、喧嘩両成敗ということで事件化には至らなかった。小籔は「どっちも（両成敗）みたいな感じで言うてますけど、最初に蹴ったのは河本君なので、相手の方が『まあこっちも悪かった』しと思ってくださったのか、寛大な方で刑事事件みたいなことにならなかったので、それはよかったなと思います」と言及。
続けて「ほんとにお酒に酔って蹴るとか、まして取っ組み合う、噛みつくなんていうのは絶対ダメやと思う」としながらも「気持ちちょっと僕は、河本君をフォローさしてもらいたいなというか。やったらあかんことですよ、やったらあかんけど、やっぱり〝できへん方〟のキャラでずっと出てるじゃないですか。僕らには分からんぐらいのエゲツないストレスかかってたと思うんですよ」と推測した。
小籔は相方の井口浩之と「できる方」「できない方」と常に比較されてきたとし「『お前もしゃべれや』『できへん』ってずっと言われてんのが、ずっと蓄積していく中で、どんどん知名度はコンビとして上がっていく。『でも俺はできない方』っていうのが、やっぱりずっと鬱屈としたものがあって…」と河本の気持ちを思いやった。
ＭＣの青木源太アナから「芸としてそれをやってても？」と聞かれると、小籔はうなずき「ネガティブな言葉がずっとあるわけですもんね。なのでそういうモヤモヤみたいなものがあったのかな。だからそれはちょっとかわいそうやな、とは思います」と指摘した。
その上で「だからと言ってお酒に酔って運転手さんに、というのは絶対にありえない」と念押しし「普通の僕みたいな元気な人がケンカするよりも、ちょっとなんか『ああ、日ごろお仕事、ちょっとストレス、モヤモヤあったんやろうな』とは思ってしまいますけどもね」と沈痛な面持ち浮かべていた。
