聖カタリナ大が学科統合 「現代人間学科」新設へ文科省に届け出

 聖カタリナ大(愛媛県松山市北条)は26日、北条キャンパスに2025年4月開設を目指す「現代人間学科」の設置を文部科学省に届け出たと発表した。大学によると人間健康福祉学部の社会福祉学科(定員60人)と人間社会学科(50人)を統合し、定員70人で新設する。大学は統合理由を「少子化など大学をとりまく時代の変化に対応し、選ばれる大学になる」としている。

 新学科は文系を想定。コース制を導入し、既存の社会学、心理学、社会福祉学などのほかデータサイエンスやプログラミングを学べる体制を整える。大学は「持続可能な地域社会の営みに広く貢献できる人材の養成を目指す」としている。

 届け出が受理されれば人間健康福祉学部は新学科と健康スポーツ学科の2学科となる。大学では24年4月、定員80人の看護学部看護学科を新設している。全体の定員は、他の学科の定員を増やす計画もあり現時点で公表していない。

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