『バジーノイズ』風間太樹監督がJO1川西拓実・桜田ひよりらと“対等な関係性”で挑んだ現場――メイキング写真解禁

映画『バジーノイズ』メイキングカット(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会

川西拓実JO1)と桜田ひよりがダブル主演する映画『バジーノイズ』より、風間太樹監督がキャストと対等な関係性で挑んだ撮影のメイキング写真が解禁された。

本作は、むつき潤の同名漫画をドラマ『silent』監督の風間太樹のメガホンにより映画化。原作は、登場人物たちの心理描写のリアルさ、DTM(デスクトップミュージック)を題材に、独特な音楽表現とタイムリーなテーマ性でSNSを中心に熱い支持と共感を集め、デジタルネイティブ世代における新しい音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。

主演を務めるのは、JO1川西拓実。人とかかわることを必要とせず、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけのシンプルな生活を送っている清澄を演じる。そしてもう1人の主演は、『silent』に続き、風間監督と2回目のタッグを組む桜田ひより。自分の気持ちに素直に生き、清澄の閉じた世界に強烈なノイズが流れ込むきっかけとなる潮を演じる。

さらに、レコード会社に勤める潮の幼なじみ・航太郎を井之脇海、清澄と音楽を始めることになるベーシスト陸を柳俊太郎が演じる。

『NANA』『ソラニン』のような、その時代に生きる若者たちの心の真ん中に届く青春音楽映画を製作したいと考えていた山田プロデューサーは、監督起用にあたり、若手クリエイターであることがマストだと考え、当時TVドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』で世の中をにぎわせていた風間太樹監督を真っ先に思い浮かべたという。実際、撮影に入ると、風間監督とキャストの距離感は近かった。風間監督はキャストと対等な関係性を築いた上で、どこまでも粘る。あくまでマイルドかつジェントルでありながら、探求の手を緩めない。「そんな監督を信じて、リーダーについて行こうというマインドを感じる、いい現場でした」と山田プロデューサーは振り返っている。

今回解禁されたメイキング写真でも、対等に楽しそうに話すキャストと監督の様子がとらえられており、現場の雰囲気の良さが伝わってくる。キャストと年齢も近く、良いコミュニケーションが取れる環境だったからこそ、監督は動きや話し方を細かく指示することはほぼなく、キャラクターの心情やその時々の揺らぎについてディスカッションすることが多かったという。

映画『バジーノイズ』は、5月3日より全国公開。

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