散布作業の手間が75%減少 スマホ1台で操縦できる無人散布ロボット「スマートシャトル」がお披露目 “スマート農業”は人手不足解消のカギとなるか

最新技術を活用して、農業の課題を解決する「スマート農業」。農薬散布の作業の負担を大幅に減らしてくれるロボットが、開発中です。

東峰優華記者
「負担の大きい農薬を撒く作業ですが、スマートフォン1台で作業できる時代がきています」

北海道ボールパークFビレッジにある農業学習施設「クボタアグリフロント」でお披露目されたのは、無人農薬散布ロボット「スマートシャトル」です。

農薬を手作業で散布すると手間がかかる上、狭い屋内だと、農薬が体に着いてしまうおそれもあります。

「スマートシャトル」は、設置された2次元コードを、カメラで読み取ることで場所や距離を把握し、センサーを活用することで作物に当たることなく自動で走行。

スマートフォン1台で操作することもできます。

手作業と比べて、作業にかかる時間が75%も減るということです。

開発した丸山製作所 行方重樹さん
「農家の平均年齢が68歳くらいとなっている。人口減少の課題もある。人手不足の問題もある。なるべく早く製品を開発して、日本の農業問題の解決に貢献していきたい」

「スマートシャトル」は今後、実用化に向けてさらに改良を重ねられる予定です。

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