四国電力が5年ぶりのトップ交代へ 新社長に宮本喜弘常務をあてる役員人事を発表 長井社長は会長に昇格

四国電力が5年ぶりのトップ交代です。長井啓介社長が退任し、新しい社長に宮本喜弘常務をあてる役員人事を発表しました。長井社長は会長に昇格し、現在の佐伯勇人会長は退任します。

きょう(26日)の取締役会で役員人事を内定したものです。新しく社長に昇格する宮本常務は、徳島県生まれの61歳。1985年に京都大学を卒業後、四国電力に入社しています。カーボンニュートラルやDXに中心となって取り組んでいると長井社長が太鼓判をおす人材です。

(社長に昇格する 宮本喜弘常務)
「カーボンニュートラルなど、新たな時代の要請にも柔軟に対応して、四電グループの持続的な成長発展が実現できるよう、私自身が先頭に立って、さまざまな経営課題に全力で取り組んでまいります」

長井社長はトップ交代の理由のひとつに「若返り」をあげています。

(退任し会長に昇格する 長井啓介社長)
「新たな発想でさまざまな最新鋭の取り組みもしている。モードを変えてよりスピードアップして将来にむけて突き進むことができる」

新しい役員人事は6月26日の株主総会で承認を求めるということです。

また、四国電力は2023年度の連結決算を発表しました。経常利益が800億円、純利益が605億円とともに過去最高で、3期ぶりの黒字決算です。

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