北海道東川町や美瑛町などで、消火設備の点検を装って高齢者の住宅内を訪問し、現金が盗まれる事件が、あわせて8件発生していることがわかりました。
警察によりますと、今月9日から22日までにかけて、北海道東川町、美瑛町、名寄市の3市町で、70代から90代の高齢者宅に男の声で、「火災報知機の点検に行きます」などと電話がありました。
その後、男2人が訪れ、1人が被害者と会話をしている間に、もう1人の男が、火災報知器などの点検と言って、住宅内を物色し、現金を盗んだということです。
被害金額は、多い人で18万円だったということです。
一方、男らが訪れたとき、家族が在宅だったため、何も盗らずに逃げた事例もあったということです。
警察によりますと、東川町で4件、美瑛町で3件、名寄市で1件の合計8件の通報があったということで、警察は、消火設備の点検の電話や訪問があったときは、安易に自宅内に入れないなど、十分注意するよう呼びかけています。