“田んぼに水” 間に合った…被害受けた農業用水路の応急工事終わる ダムからのパイプラインに通水 富山・氷見市

能登半島地震で被害を受けた富山県氷見市内の農業用水路の応急復旧工事が終わり、5月からの田植えに向けて田んぼへと水がおくられました。

「それでは通水を開始いたします」

富山県氷見市島尾では、農業関係者が見守るなか、ダムからの水をおくるためのバルブが開放され田んぼに水が流されました。

氷見市内では能登半島地震の影響でダムからの水を引くためのパイプラインなど農業用水路の被害が1200か所以上で確認され、米作りへの影響が懸念されていました。

田植えに間に合うように国や県などが急ピッチで作業をすすめ、25日までに市内のすべての農業用水路で応急的な復旧工事を終えたということです。

島尾営農組合 堀井重則 組合長:「ここらへんはパイプラインの損傷とか給水路の土砂崩れなどがありまして、今までにないひどい経験をしました。県とか市の皆さんのご努力でようやく水が来るようになりましたということでほっとしています」

氷見市では稲刈りが終わる今年の秋以降から用水路の本格的な復旧作業が行われます。

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