屠龍小隊が爆弾材料を大学から盗む

過激派組織「屠龍小隊」のメンバーは2019年の民間人権陣線のデモで爆弾による警官殺害を共謀した疑いがかけられ、男女被告7人が容疑を否認し、高等法院(高裁)で審理が行われた。4月25日付香港各紙によると、検察は24日の冒頭陳述で、爆弾と材料は共謀者の呉智鴻氏の一団によって準備されたものであり、一部の被告は爆弾製造の化学原料を見つけるためにバプテスト大学と城市大学の研究室に忍び込んだと自白した。「滅龍」グループチャット内では起爆装置を使用して爆弾を爆発させようとする映像が存在する。「爆破実験」は被告の頼振邦氏のオフィスビルの裏階段で行われた。検察側は、この事件の計画には「屠龍メンバーの協力者がいた」と述べ、爆弾を作ったのは呉氏であり、屠龍のリーダーである黄振強氏は協力者を集めたと主張した。

検察側は、黄氏のスマホから発見された呉氏とのテレグラムでの会話を提示し、黄氏が「ある人の父親がガソリンスタンドで働いている」と発言していたと述べた。検察は「ディーゼルオイルを持ってこさせた」と指摘した。呉氏は2019年11月17日、草むらに発砲する動画3本を黄氏に送った。検察は、呉氏らが11月16日から11月17日早朝まで「ハイキング」の名目で西貢に銃のテストに行ったと主張した。検察は引き続き「滅龍」グループチャットの会話内容を陪審員に見せ、11月17日に黄氏は「今夜は非常に重要だ」と述べ、●湾の 「大鴻輝」で全員で食事する約束をしたことを示した。検察はグループチャットのメンバーの李家田氏と張銘裕氏の2人が銃の実験に参加し、会話では爆弾について言及されていたと指摘した。【●=草かんむりに全】

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