ミスタードーナツが10月オープン

ミスタードーナツの親会社であるダスキン株式会社が、2024年10月に香港に初出店すると正式に発表した。ダスキンは3月28日の取締役会で香港企業ドラゴン・サークル・エンタープライズ・リミテッドとフランチャイズ契約を締結し、香港に1号店をオープンすると発表した。ドラゴン・サークルは人気の日本のケーキとデザートのチェーン店シャトレーゼも経営しており、日本ブランドのフランチャイズ運営の経験も豊富だ。ミスタードーナツは1956年にアメリカで誕生。1971年に大阪府に日本初の店舗をオープンし、味の改良とローカライズを繰り返してきた。日本のミスタードーナツは、甘さを抑えた絶妙な味わいと多彩な形状がセールスポイントとなり、中国、韓国、タイ、マレーシアなどにも事業範囲を広げている。

このニュースが出た後、多くの香港ネットユーザーはこのドーナツ店の登場を非常に楽しみにしているが、香港にドーナツショップが定着するかどうかは不透明だと考えている人もいる。香港市民は甘いものを食べすぎることを常に恐れており、過去に香港に進出したドーナツブランドは成功していない。そしてミスタードーナツは日本ではたった170円で買えると指摘。香港ドルにすると9ドル程度だが、人件費はともかく、店舗賃貸料や雑費も他の地域に比べて高いため、香港でのドーナツが高くなるのは避けられないとみている。さらに香港市民の多くは旅行が好きで、台湾や日本ではドーナツが安く手に入るのに、なぜ香港では倍の値段を払う必要があるのかと疑問に思う。ただし価格がいくらになるかは実際に香港にミスタードーナツがオープンするまで分からない。

© HKP