秋篠宮妃紀子さまが来県「これからも被災地のことを思い続けます」手芸の花も手渡される

秋篠宮妃紀子さまが県内入りし、被災した子どもたちを支援していた大学生や、医療従事者を見舞われました。

金沢大学の角間キャンパスを訪問された紀子さま。

能登から避難してきた子どもたちの学習のサポートを白山市や金沢市で行ってきた学生などと交流されました。

紀子さま:
「学習支援は具体的にどのようなことを教えられたのでしょうか?」

金沢大学4年 宮田樹さん:
「授業中などについていけていない生徒に声をかけたりしながら学習支援をしていました」

金沢大学2年 無量井文恵さん:
「いろんなボランティアをさせていただいて応援の言葉をいただいたのでこれを糧にこれからも頑張っていこうと思いました」

3月に金大を卒業した竹園雅さん:
「今は(輪島病院で)看護師として働いているので地域の方の健康を見守ってくださいねというお言葉と私自身の健康も気遣っていただくお言葉をかけていただきました」
「被災地に思いをよせてくださっている気にかけてくださっているっていうだけですごく力になりました」

続いて紀子さまが訪問されたのは金沢大学附属病院。
岡島正樹副病院長などが地震発生後の医療現場の状況や今後、被災者の心のケアが課題となることなどを説明しました。

岡島副病院長:
「トイレが水が出なかったりして不衛生になっているような部分を気にされてこういうことがあるとウイルス性の腸炎などが蔓延しますよねという話をされていました」
「お体をどうか大切にしてくださいというお言葉を最後くださいましてそこで1つ心がリセットされたというかそのような気持ちになりました」

そして県成人病予防センターを訪れた紀子さまは結核予防会石川県支部の支部長などと懇談されました。

紀子さまは手芸の花を訪問先に手渡し、「これからも被災地のことを思い続けています」と声をかけられたということです。

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