二酸化炭素排出ゼロ航行 世界初の実証成功

とちぎテレビ

水素燃料などを動力とし二酸化炭素を排出せずに航行する洋上風車作業船の実証実験がこのほど北九州市で行われ4月4日、その成果が報告されました。

実証実験は脱炭素社会の実現に向け二酸化炭素を排出しない船舶、ゼロエミッション船の運行を目指す日本財団などが実施しました。

今月4日の記者会見で実証実験の成果が報告され日本財団の海野光行常務理事は「ゼロエミッション船は脱炭素社会実現の切り札となる」と強調しました。

報告によりますと水素燃料電池を搭載したゼロエミッション船の洋上風車作業船は先月27日、福岡県北九州市の小倉港から往復およそ30キロの距離を二酸化炭素を排出せずに航行することに成功しました。

洋上風車作業船では世界で初めてということです。

財団では再来年度、水素エンジンを載せたタンカーの運行実証実験なども予定しているということです。

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