東京湾フェリー、大型連休前半に減便 3月、船が突風受け岸壁に接触事故

減便を告知する東京湾フェリーホームページ

 富津市金谷と神奈川・久里浜を結ぶ東京湾フェリーは26日までに、接触事故で損傷した船の修理のため、大型連休の前半は減便して運航すると明らかにした。混雑が予想されるため同社は「他の交通手段を検討してほしい」としている。

 同社によると、3月、金谷港に入港する「しらはま丸」が、突風を受け岸壁に接触。かじが損傷し運航できなくなった。以降は便数を約2時間に1本にし、残る1隻のみで運航を再開している。

 損傷した船の修理先が見つからない状態が続いたが、4月29日に静岡県のドックに入れることが決定。5月2日までは、引き続き減便したダイヤでの運航となる。

 大型連休中は観光客などで混雑するとみられ、同社は27~5月2日は待ち時間が車は最大6時間以上、二輪車は最大8時間以上と予想。徒歩での乗船も、定員規制のため1便あたり、400人まで整理券を配布する。

 5月3日以降の運航については、修理状況が分かり次第、ホームページで知らせる予定という。同社は「大変ご迷惑をおかけする。期間中は他の交通手段の利用を検討してほしい」としている。

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