「地震で液状化の被害」粟崎地区 馳浩知事が視察

馳浩 石川県知事は地震によって液状化の被害がでた金沢市粟崎地区を視察し、半壊より被害程度が小さい一部損壊を含めた住宅の再建について、国の災害復興基金の活用対象になるとの考えを示しました。

粟崎町では地震の影響による液状化で、金沢市内の建物被害全体の4分の1にあたる110軒が半壊以上の被害を受け、今も市営住宅やみなし仮設住宅などに40世帯が生活しています。

馳知事は、村山市長や粟崎校下町会連合会の西澤寛一会長らから現状の説明を受けながら、住宅が傾き道路との段差ができた所や、電柱が傾いたままの箇所を見て回りました。

馳知事
「半壊まではいかない一部損壊を含めてどうするか、自宅をどうするか、といった場合に復興基金の一つのメニューになりうるのではないか。制度を創設すれば国の補助金で対応できるが当面、安心して生活できる場所を提供し復興基金を活用してサポートするとうことをせざるを得ない」

馳知事はこのように述べて、現在進めている国の調査結果を踏まえた支援とは別に、国の復興基金を活用して迅速に対応していく考えを示しました。

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