1月から3月でSNS型投資・ロマンス詐欺が23件発生 被害額約2億2千万円 宮崎県内でも多発

宮崎県警は26日、県内で、SNS(交流サイト)型投資・ロマンス詐欺の被害が急増しているとして、防犯メールで警戒を呼びかけた。今年1月から3月までの発生は認知件数23件、被害額約2億2118万円となっている。

主な手口は著名人や投資家になりすました人物などから、投資にまつわるLINEグループに招待された後、投資話の勧誘を受け、指定された個人名義の口座に投資金の入金を指示され、だまし取られる。また、SNSで知り合った異性と連絡を取り合う中で相手方に恋愛感情や親近感を抱き、投資話を持ちかけられて交際を続けることを前提にさまざまな名目でお金を要求され、指定された個人名義の口座に現金を振り込みだまし取られる。

県警は「必ずもうかるという投資話は、詐欺ではないかと疑い注意する。SNSやマッチングアプリで知り合った相手の話を安易に信用しない。投資話や暗号資産の話は相手が登録業者であるかを金融庁のホームページで確認する。投資の振込先に個人名義の口座を指定されたら、詐欺を疑う。相手の話を信じる前に、警察や家族、信頼できる人などに相談して」と呼びかけている。

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