鳥海ブルーライン開通

冬の間、通行止めとなっていた秋田と山形を結ぶ観光道路鳥海ブルーラインが26日開通しました。

今シーズンは雪解けが早く、雪の回廊は例年ほどの高さはありませんが、

さっそく多くの人が訪れ今だけの景色を楽しんでいました。

冬の間、閉鎖されおよそ半年間通行止めが続いていた鳥海ブルーライン。

ご当地キャラクターも盛り上げるなか、

午前10時のゲート開放にあわせて続々と観光客が集まりました。

「開通でーす」

麓ではサクラが散り始めた鳥海山。

にかほ市と山形の遊佐町を結ぶ鳥海ブルーラインは

この時季、道路脇の雪の壁「雪の回廊」が見どころの一つです。

今シーズンは暖冬の影響で、雪の壁は高い所でも6メートルほどで

去年よりおよそ3メートル低くなっています。

山肌が見え始めている鳥海山の5合目の鉾立。

標高1,100メートル付近、象潟口の登山道から

さっそく山頂を目指す人の姿がありました。

なかには車中泊をして、鳥海山で一夜を明かすという登山客もいました。

黄砂の影響からかすっきりとした青空とはなりませんでしたが、

訪れた人たちはこの時期ならではの景色を楽しんでいました。

鳥海ブルーラインは当面、午前8時から午後5時まで通行できます。

夜間は雪が解けるまでもうしばらく通行止めが続きます。

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