「技術的な問題」 石川遼は“得意”の御殿場で予選落ち

第1ラウンド「73」の出遅れが響いた(撮影/今井暖)

◇国内&欧州男子ツアー共催◇ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2日目(26日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

石川遼は6バーディ、2ボギー2ダブルボギーの「70」と伸ばせず、通算3オーバー暫定138位で予選落ちした。

同じ太平洋クラブ御殿場コースで開催される「三井住友VISA太平洋マスターズ」では大会最多に並ぶ3勝をマークしているが、朝に3ホールを持ち越した第1ラウンド「73」の出遅れが響いた。

富士山を望むコースは標高も高く、アイアンショットは「僕の中では4%くらい飛ぶ感じ」でイメージしているという。ただ、初日は「『この番手でこんなに飛ぶんだ…』みたいなことが結構あった」。練習場でのデータ以上にコースで飛び、キャリーでグリーンをオーバーした場面もあったと振り返る。

ショートアイアンでのチャンスメークが少なかった(撮影/今井暖)

そこに左右のブレも加わり、ボギーに直結するミスが散見。「技術的な問題。スイングのブレを許容範囲に収められなかった」と唇をかむ。「ピッチング(ウェッジ)で全くチャンスを作れず、何回グリーンを外れたか」と話すように、特にスコアメークのポイントに挙げるショートアイアンの精度不足に泣いた。

立て直しのポイントを整理して迎えた2日目も第2ラウンド前半のタフな11番でダブルボギーが先行。後半6番では右ラフから池に落とし、2個目のダブルボギーを喫した。

次週「中日クラウンズ」が行われる名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースでは2010年大会最終日に「58」を出して優勝し、過去2年連続でホールインワンも決めている。やはり縁の深いコースで仕切り直す。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)

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