「龍」や「サッカーボール」に「お鈴」まで 札幌で「三越の大黄金展」始まる 窃盗事件受け警備体制も強化

26日から札幌で「三越の大黄金展」が始まりました。東京の大黄金展で起きた窃盗事件を受けて警備体制も強化されています。

井口七海記者)

「入ってすぐこちら、金の龍のレリーフ。神々しいですね。値段もすごいです。16億5千万円となっています」。

金の龍に、金のサッカーボール。金のお鈴まで。全てが金で輝いています。

26日から札幌で始まった「三越の大黄金展」。41回目を迎える今回の展示会には1000点を超える金製品が販売されています。

来場者)

「とにかく、一十百千万って数えるのが大変。やっぱり高価なものを見ると、すごいな~っていう気持ち」。

初日はパリオリンピックの男子マラソン代表に内定している大迫傑選手のトークショーも。圧巻の走りで多くの人を勇気づけている大迫選手に金の感謝状が送られました。

大迫選手)

「オリンピックの金メダルということもありますし、ワールドカップのトロフィーも金だと思いますが、(金は)みんなが憧れるもの、目指していくものだと思っています」。

井口七海記者)

「見てください動物コーナーになっています。トイプードル、パンダも金でできていて、佇まいがかっこいいですね」。

様々な金製品が並ぶ中、今回注目を集めているのがこちらの金の茶碗です。

今月11日、東京・日本橋高島屋での大黄金展で起きた窃盗事件。盗まれたのはおよそ1000万円の純金茶碗で、今回札幌三越の会場でも盗まれたものと同じ型の茶碗が展示されています。

窃盗事件を受けて会場では警備員や防犯カメラの数を増やすなどの防犯対策がとられています。

SGC札幌三越店・原田大助主任)

「東京での事件を受けて、我々もかなり警備体制を強化しています。金工芸品の魅力、置物も、干支物からキャラクターまでありますので、多種類の金製品を楽しんでいただけたらと思います」。

「三越の大黄金展」は5月5日まで行われています。

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