「一番風呂に入って湧き水をくむのが楽しみで」 冬季閉鎖の栗駒山へと続く道も春の訪れ 岩手・一関市の国道342号で通行止め解除

大型連休を前に山にも春の訪れです。栗駒山へと続く岩手県一関市の国道342号は26日、冬の通行止めが解除となりました。

通行止めとなっていた一関市厳美(げんび)町の国道342号・真湯(しんゆ)ゲート前には正午の開通を待つ約30台の車の列ができました。

(一番乗りの男性)
「(何時ぐらいから並んでいるんですか?)9時前から並んだ。一番風呂に入って湧き水をくむのが楽しみで、毎年この時期に来る」
(別の男性)
「今年は雪が少ないということだったので、果たしてどれくらいなのかと思って来てみたんですけどね」

作業員によって正午にゲートが開けられると、待ちわびた観光客らは一斉に山の上を目指して車を走らせていました。今年は3月に雪が降ったことで積雪は去年と同じくらいだということです。
26日は天候に恵まれ、山の麓の新緑と山頂付近の残雪が観光客を出迎えました。山頂の須川高原温泉では26日屋内大浴場が営業を開始したほか、5月1日には露天風呂や売店もオープンする予定です。
国道342号の真湯-須川間は当面の間、夜間通行止めとなります。

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