青森県内で初 洋上風力発電整備の拠点「基地港湾」に青森港が指定 今後ふ頭の整備へ

洋上風力発電の建設拠点となる「基地港湾」に青森港が新たに指定されました。

26日には、国土交通省東北地方整備局の安部賢副局長が青森県庁を訪れ、宮下知事に「基地港湾」の指定書を手渡しました。洋上風力発電の基地港湾の指定は、県内では初めてです。

【宮下知事】
「人材育成の部分や関連産業の誘致など、そういったところを積極的に関係自治体と連携して進めていきたいと考えています」

今回の指定に伴い、県は今後油川ふ頭の整備を進めます。

具体的には、風車の部品の仮置きや組み立てに対応するため、6ヘクタールを埋め立て、用地を造成します。

また、国の事業で部品を運ぶ貨物船が着岸できるように、水深12メートルの停泊地を確保します。

指定を受けて青森市の西市長は―。

【青森市 西市長】
「地元の企業が新しい仕事に取り組んでいくというチャンスの時だと思いますので、そのチャンスをものにしていきたい。これはまさに官民を挙げて今後も取り組んでいくことだと思っています」

洋上風力発電を巡っては、つがる市と鰺ケ沢沖の青森県沖日本海南側が促進区域に指定され、国が事業者を公募しています。

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