消えた自治会費600万円 会計担当のXX氏は「完全否定」…関係者「多額が消えたのは今回が初めてではない」 埼玉・本庄市

“自治会費を巡る疑惑”で、住民怒り心頭。消えた600万円はどこへ?

多額の自治会費が消えたのは今回が初めてではないとの証言も

4月15日、埼玉・本庄市の住民の元に衝撃的な内容の回覧板が回ってきた。

「決算報告書に数々の不審な点が見つかり、5、997、002円の使途不明金があることが判明しました」

600万円に及ぶ自治会費が使途不明になっているとして、自治会長から適切な会計管理がきていなかったことを謝罪文する内容だった。

この事態に、自治会費を払ってきた住民からは怒りの声が噴出している。

自治会費をはらう住民:
何でこんなことになってるんだ。600万円なんてあり得ない!

約600万円ものお金はどこに消えたのか。
回覧板の中で自治会長はこう説明している。

「会計は副会長の中の一人“XX氏”が、単独で会計を担当していました」

会計を担当していたとされるのは、“X氏”という人物。

しかし、自治会長が本人に説明を求めたところ、疑惑を“完全否定”。現時点で弁済や謝罪は一切ないという。

“消えた600万円”の真相を確かめるべく、イット!の取材班は本庄市へ。
しかし、自治会の建物に人がいる様子はなかった。

そこで、会計をひとりで担当していたというX氏の自宅を訪ねた。
対応したのは、X氏の妻とみられる人物。
「会計のことはよくわからない」として、詳しい話を聞くことはできなかった。

そこで、自治会の関係者に取材を進めると、多額の自治会費が消えたのは今回が初めてではないとの証言が得られた。

自治会の関係者:
3~4年ぐらい前か。200万とか、250万としますよね、このお金は何に使ったんですか!っていうのはみんなで聞いたことがあった。

自治会費を払う住民:
自分の住んでいる地域を良くしてもらうためにお金を払ったつもりなんですが、今後はもう(自治会自体)いらないのかなと思ってしまう。

約600万円の使用不明金について、自治会長は警察に捜査を求めるとともに、市に対しても事情を説明したとしている。
(「イット!」4月26日放送分より)

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