特殊詐欺で2000万円超えの被害相次ぐ

警察組織などをかたる何者かに、巨額の金銭をだまし取られる事件が、県内でも相次いでいます。

警察によりますと彦根市では、今年2月から3月にかけて、市内に住む67歳の男性のもとに政府系通信組織や警察官、検察官を名乗る複数の人物から電話がありました。電話で、「あなたの口座が凍結するかもしれない」「お金を暗号資産に変える必要がある」などと言われてこれを信じた男性が、複数回にわたって、暗号資産など合わせておよそ2300万円を送金するなどし、だまし取られました。

一方、草津市では今月、市内に住む38歳の女性に、やはり警察官や検察官を名乗る複数の人物から電話があり、「あなたに逮捕状が出ている。」「マネーロンダリング事件の調査のため口座に入金してほしい」などという言葉を信じた女性が、合わせておよそ2200万円をだまし取られました。

警察は、警察官などをかたり、「あなたが逮捕される」「あなたの口座が凍結されるかもしれない」などと言って入金を指示するものはすべて詐欺だとして、必ず警察に相談するよう注意を呼び掛けています。

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