吉川農園 春の花「ペチュニア」最盛 例年通りの出来栄え 平塚市

出来栄えに胸を張る吉川さん

初心者でも育てやすい花として知られ、春のガーデニングシーズンに人気の「ペチュニア」が、市内万田の吉川農園で出荷のピークを迎えている。

同園では約500坪のガラス温室に、昨年12月から種の植え付けを始め、ピンクや青、紫、赤、黄色など13色のペチュニアを栽培している。3月下旬から出荷を開始。約5万ポットのペチュニアを、JA湘南の直売所「あさつゆ広場」(寺田縄)や県内外の市場に出荷している。

同園の吉川雅幸さん(39)は「今年は2月の気温が高く心配していたが、逆に3月の気温が低かったため、例年通りの出荷となった」と話す。一方で、常に咲き始めの状態での出荷を目指すため、「4月中旬に高温が続いたので、咲くペースが早まり、どんどん出荷をしていかないと追いつかない」と吐露する。

同園では、雨や病気に強いと言われる「バカラiQ」を多く栽培しているほか、「バカラ」、「マンボ」の3品種を育てている。吉川さんは「気温の変化はあったものの、今年も例年通りの品質」と胸を張る。出荷は5月下旬まで7回に分けて行われるという。

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