熊本市と大分市を結ぶ計画の「中九州横断道路」 国土交通省が熊本県内の一部区間を『有料化する方針』

熊本市と大分市を結ぶ計画の中九州横断(なかきゅうしゅうおうだん)道路について、国土交通省が熊本県内の一部区間を有料化する方針を示しました。

中九州横断道路は、熊本市と大分市を結ぶ計画で、全長およそ120キロの自動車専用道路です。

国交省は、このうち、熊本市の下硯川(しもすずりかわ)ICと大津町(おおづまち)の大津西ICの間の17.8キロについて、有料道路事業化を検討します。

有料化した場合、事業費全体を底上げすることで、道路の建設を加速させたり、道路が完成した後の借入金の早期返済に充てたりすることが可能になるということです。

この区間の沿線では、TSMCが進出するなど半導体関連企業の集積が進み、交通渋滞の悪化が懸念されています。

そのため国は、有料化で道路の早期完成を期待していますが、開通時期は未定です。

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