『カピバラたちの湿原』 南米の湿原を再現した新エリアが神戸どうぶつ王国に こだわりったのは「真の姿」

神戸どうぶつ王国で、新しい「カピバラ」のエリアが公開された。

■毎日意外な発見 新エリアのコンセプト“カピバラの真の姿に出会える”

世界最大のネズミ・カピバラは子どもたちに大人気。 新エリアのコンセプトは、“カピバラの真の姿に出会える”こと。生い茂る植物や池など、生息地である南米の湿原を忠実に再現。 野生本来の姿で、のびのび過ごせるようにと、オリや柵も作っていない。

カピバラ担当の砂町菜月さんは、このエリアでカピバラを飼育するようになり、毎日意外な発見があると言う。

飼育員 砂町菜月さん:すごく広いので、前のエリアに比べて。プールも以前は潜れないぐらいの深さだったんですけど、今は完全に潜ることもできるで。そこで寝るんだ…

■警戒心の強いカピバラの引越し

オープンの1週間前。 この日はいよいよ新エリアへの引っ越し。果たして警戒心の強いカピバラたちは、新しい環境に慣れてくれるのか。

飼育員:そろそろ、カピバラ出そうと思いますが、大丈夫ですか?

飼育員が不安そうに見守る中、1頭目のカピバラは初めての光景に少し戸惑った様子。 まずは壁をクンクン。 一歩一歩、慎重に足を踏み入れていく。そして、仲間たちも続々とやってきた。

飼育員:食べだした!

カピバラも飼育員も無事に引っ越しが終わり、安心した表情だ。

飼育員 砂町菜月さん:さっきまでずっと、みんなウロウロしていたんですけど、ちょっと落ち着いて、ご飯も食べだしたので、とりあえず無事に(新エリアに)出せて良かったと思います。

■触ったり、餌をあげたり…カピバラと思う存分触れ合える新エリア

26日、いよいよ新エリアのお披露目。 開園と同時に、いつもの平日を上回る大勢のお客さんがカピバラを一目見ようとつめかけた。人間と生き物の隔たりがない新エリア、触ったり、餌をあげたりカピバラと思う存分触れ合える。

来園者:泳いでる姿とかよかったよね。
来園者:自然な感じがあって、いい環境だと思います。

来園者:かわいかったです。硬かった。タワシみたいやった。

来園者:(父親)いっぱい触れてよかったな。もっと触る?(子ども)もっとさわる。

飼育員 砂町菜月さん:小さな子供も、お母さんと一緒に、背中を触ったりしてくれてたのが、印象的。

飼育員 砂町菜月さん:小さな子供も、お母さんと一緒に、背中を触ったりしてくれてたのが、印象的。カピバラも自由に動き回ったり、エサも食べてくれてるんで、とりあえず安心といった感じです。

野生さながらのエリアでの新しい暮らし。 これからもカピバラの意外な一面を見せてくれるにちがいない。

(関西テレビ「newsランナー」2024年4月26日放送)

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