「グランピング」「キャンプ場」「ゲストハウス」複合宿泊施設「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」オープンへ…鳥取砂丘に新施設

鳥取砂丘周辺の観光振興へ期待が高まります。砂丘の西側エリアにグランピング、キャンプ場、ゲストハウスの3つが一体となった複合宿泊施設が27日オープンします。

鳥取市の鳥取砂丘西側にオープンするのは「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」。この施設は3つの宿泊施設からなります。

1つはリーズナブルな価格で宿泊でき、キャンプ用品のレンタルや土産物の販売なども行うゲストハウス「砂縁(さえん)」。

2つ目は、砂縁の隣にあるフリーサイトキャンプ場「砂育(さいく)」。およそ50のテントを張れる広さがあります。

そして、3つ目はグランピングエリアの「砂優(さゆう)」です。

これらは鳥取市の「ヤマタホールディングス」などでつくる企業グループが県の観光を盛り上げようと県や市が所有するキャンプ場などを一体的に活用し事業展開します。

今月19日には完成記念式典が開かれ、平井知事や深澤市長など関係者が出席し施設の完成を祝いました。

この「ヤマタ鳥取砂丘ステイション」。目玉は何といってもグランピングエリアです。

記者 安松裕一
「こちらはグランピングエリアのドームテントです。中に入ると、豪華な設備が揃っています」

ドームテントは3種類ありそれぞれ、
冷暖房やベッド、ソファーなどが
完備されているほか透明なビニール部分が広くとられ、大自然や星空を眺めることができます。

また、キッチンスペースもあり雨の日でも快適に食事をすることができます。

そしてこちらのドームは…

記者 安松裕一
「なんとこちらは、プライベートドッグランが併設されているんです」

愛犬と旅行したい人にはここがおすすめ。ワンちゃん用のケージやアメニティも準備されています。

鳥取砂丘ステイション 山田雄作社長
「忘れられない宿泊体験を、ということで掲げていますので、ほかのところでは体験できないようなことを体験していただいて、ここに泊まって良かったなと思われるような、そんな施設にしていけたら」

鳥取砂丘では観光資源が東側に偏っていることが課題となっていますが、この施設のオープンで西側のにぎわい創出に期待がかかります。

鳥取県 平井伸治 知事
「(砂丘の西側には)いろんな観光資源が眠っていると思います。ぜひこういうものを掘り起こして、砂丘の東西あわせた一体的な整備、そして利用を進めていけるよう鳥取市と一緒になってやっていきたい」

「鳥取砂丘ステイション」は27日オープンです。

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