警察官が酒気帯び運転容疑で書類送検 停職1カ月の懲戒処分受け辞職【熊本】

熊本県警は、酒気帯び運転をした疑いで警察署に勤務する20代の巡査の男を26日う付で書類送検したと明らかにしました。男は26日付で停職1カ月の懲戒処分を受け、辞職しました。(警察は当初『巡査長』と発表。その後『巡査』と訂正)

酒気帯び運転の疑いで書類送検されたのは、熊本県内の警察署の地域課に勤務する20代の巡長の男です。

県警によりますと、ことし2月、巡査の男は出勤直後に酒の臭いがしたことから、上司が飲酒検知を実施。基準値を下回るものの、呼気からアルコールが検出され、警察が捜査した結果、出勤時に基準値を超えるアルコール値で車を運転した疑いです。

巡査の男は前日の深夜まで居酒屋などを3軒はしごし、「ビールやハイボールをジョッキで7杯飲んだ」と話し、「アルコールが抜けていない認識はあった」と述べているということです。

巡査の男は、26日付で停職1カ月の懲戒処分を受け、「県民の信頼を失う重大なことをした」と話し、辞職しました。

熊本県警監察課の松見 恵一郎 首席監察官は「飲酒運転の根絶に向けて全職員に対する指導を徹底する」とコメントしています。

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