2年前のワールドチャンピオンが苦しんでいる。
ヒューストン・アストロズは現地4月25日(日本時間26日)、敵地リグレー・フィールドで行なわれたシカゴ・カブスとの一戦。カブスに3対1で敗れ、今季ここまで7勝19敗と苦しいスタートとなっている。
この結果を受けてスポーツメディア『FanNation Fastball』が現地4月25日までに「ヒューストン・アストロズ、シカゴ・カブスに完敗、過去55年で最悪のシーズンスタートだった」と題した記事を更新。「1969年以来、開幕から26試合でワースト記録となった」と綴り、過去55年で球団史上最悪の記録を更新したことを伝えた。
さらに同メディアは「現代のアストロズは、2017年と2022年にワールドシリーズで優勝しており、(今季の成績とは)全く異なる歴史を築いてきた」と綴り、続けて「ポストシーズンに出場できる確率は現在42.5%となっている様だが、その可能性はさらに低いかもしれない」と数字上でも先行きが厳しいことを伝えた。
同メディアはまた「MLB史上プレーオフ進出チームにおいて、開幕から26試合で最悪のスタートとなったチームは、2001年のオークランド・アスレチックスだった」と記しつつ、「彼らは今年のアストロズより1ゲーム勝利の多い8勝18敗で序盤戦を迎えていた」と綴っている。
アストロズについて米全国紙『USA TODAY』の名物記者でMLBに精通するボブ・ナイチンゲール氏も自身のXを更新し反応、「シカゴ・カブスがヒューストン・アストロズをスイープした。アストロズは現在7勝19敗。これは1969年以来最悪のスタートだ」と史上最悪のスタートを現地25日の試合後に記している。
ネット上ではアストロズの序盤戦の戦いや過去55年で球団史上最悪となった成績について「かなり深刻…」「マジでどうしたんだ」「簡単に受け入れられる結果じゃない…」「アストロズの没落は…経営上の問題のように思える」「ここまで苦労してるアストロズ初めて見た」といったコメントが寄せられている。
なお、次戦は現地27日(日本時間28日)に敵地でコロラド・ロッキーズと対戦する予定だ。
構成●THE DIGEST編集部