全裸で土下座 熊本県立大津高校サッカー部いじめ問題 当時の上級生2人を強要の疑いで書類送検

おととし、熊本県立大津高校のサッカー部で起きたいじめ問題をめぐり、当時1年の男子部員に全裸で土下座を強要した疑いで上級生2人が書類送検されたことが分かりました。

この問題はおととし1月、県立大津高校サッカー部で、当時1年だった男子部員が上級生に全裸で土下座をさせられ、その様子をスマートフォンで撮影されるなどのいじめを受けていたものです。

熊本県教育委員会は『重大事態』と認定。ことし1月に第三者委員会を設置し、調査しています。

また、熊本県警がいじめに関与した上級生2人を強要の疑いで書類送検したことが捜査関係者への取材で分かりました。

大津高校は詳細を確認中としたものの、「事実であれば重く受け止める」とコメントしています。

また、去年10月から活動を自粛していた宇城市の教育長でもある平岡 和徳 総監督は4月1日付で総監督を辞任。新たに生徒や顧問への指導、助言を行うテクニカルアドバイザーに就任しました。

これについて、大津高校は「生徒の心のケアや相談しやすい環境づくりなど改善が進み、県教育委員会などにも相談し判断した」としています。

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