薄氷の勝利に大岩監督「自分たちで難しくしてしまった」開始早々に先制、1人少ないカタールに苦しむ【サッカー U-23アジア杯】

サッカーU-23日本代表 PHOTO:Getty Images

<2024年4月25日(木)AFC U23アジアカップ カタール2024 準々決勝 日本 4-2 カタール @ジャシム ビン ハマド スタジアム>

サッカーU23日本代表がパリ・オリンピック出場権獲得まであと1勝となった。

決勝トーナメント表|AFC U23アジアカップ カタール2024 パリ五輪最終予選

4月25日にドーハで行われたU23アジアカップ準々決勝でカタールを延長4-2で退けて4強に進出した。29日の準決勝でイラクかベトナムと対戦し、勝てば3位以内確定でパリ行きが決まる。

日本が8大会連続12回目のオリンピック出場へ、あと1勝に迫った。

今大会初ゴールでチームの苦境を救ったFW細谷真大選手(柏)は、「スペースもあったし、そこは自分の武器。そこを突いていこうとチーム全体で話していた」と明かした。

フル代表でのプレー経験もある細谷選手は、「もっと動き出せた」と振り返り、「もっと得点に絡めるように頑張りたい」と次へ視線を移した。

MF藤田譲瑠チマ選手(シントトロイデン)は数的優位になりながらもなかなか得点できない流れだったが、「焦れずに相手を動かし、相手が疲れてきたらスペースが空くと考えていた」と明かし、「自分たちの強みのセットプレーで得点できて、そこから逆転できたので素晴らしい流れだったと思う」と話した。

大岩剛監督は、「自分たちで難しくしてしまった側面もある」と述べて、「ボールを保持している時、していない時に自分たちのやるべきことを、もう1回整理して次の試合に向かいたい」と話した。

日本は29日の準決勝で勝てば8大会連続でのパリ・オリンピック出場が決まる。4強での対戦相手は、26日に行われるイラク対ベトナムの準々決勝で決まる。

キャプテンを務める藤田選手は、五輪出場に近づく勝利に笑顔を見せながら、「まだ第1関門をクリアしただけ。自分たちの最低限の目標であるパリ・オリンピック出場権獲得と、アジアカップ優勝がすぐ近くにある。チームとして次の試合に向けて準備して頑張っていきたい」と語った。

今大会はパリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねており、上位3位チームが出場権を獲得。4位のチームはアジア予選4位のギニアと5月9日にフランスで最後の1枠をかけた大陸間プレーオフに進むことになる。

日本代表 試合日程|AFC U23アジアカップ カタール2024 パリ五輪最終予選

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