警察の複数の留置施設で留置されていた男女36人が弁当を食べた後に体調を崩したとして春日部保健所は春日部市の製造業者を26日から3日間の営業停止処分としました。
営業停止処分となったのは、春日部市増富のそうざい製造業、ekプランです。
県食品安全課によりますと、4月17日午前11時ごろ、県警察本部から春日部保健所に「16日夜から県内の複数の留置施設で体調不良者が発生している」との通報がありました。
春日部保健所によりますと、岩槻警察署などの留置施設5か所で、留置されていた10代から70代の男女36人が16日昼に弁当を食べた後、下痢や腹痛などの症状を訴えたということです。
患者はいずれもekプランの弁当を食べていて患者4人の便から食中毒の原因となるウエルシュ菌が検出されたということです。
全員、症状は軽く快方に向かっているということです。
春日部保健所はekプランに対し、26日から3日間営業停止処分とするとともに施設の消毒の指導や調理者の衛生教育を行い、食中毒の再発防止を図るとしています。