目黒蓮、Snow Manイチ熱い男は何事にも本気で挑む 『それスノ』やラジオから伝わる一貫した姿勢

目黒蓮は、Snow Manイチ熱い男だ。いつ、どんなときでも真剣で全力。特に勝負事となるとバラエティの一企画であろうとしっかり勝ちを目指していく。4月19日放送『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)にて行われた「ダンスノ完コピレボリューション」第4弾のなかにも、そんな目黒の本気の姿があった。

3分間で人気曲のダンスを覚えてチーム戦で競う本企画。木南晴夏や元BiSHハシヤスメ・アツコらで構成された「踊れる俳優選抜チーム」とともにこの日登場したのが、9人組グローバルガールズグループ・Kep1erの選抜チーム。Snow Manとの“日韓グループ対決”が実現した。華麗すぎる「Timing ~タイミング~」の完コピダンスでKep1erのハートを鷲掴みにした宮舘涼太、Kep1er「WA DA DA」のダンスをキュートに完コピしてみせた阿部亮平 、出番直前に手に入れたというタイトなジーンズ姿でBoA「VALENTI」を披露し爆笑をさらった向井康二、YOASOBI「アイドル」をオタ芸のアドリブを交えて全力ダンスした佐久間大介、振りは合っているのに何かが違って見える不思議なLE SSERAFIM「Perfect Night」を披露した渡辺翔太、抜群のスタイルをアピールしながら少女時代「MR. TAXI」完コピを決めたラウール……と各自がバラエティ的な見せ場を含みながらも企画を楽しむなか、衣装のつなぎの袖を腕まくりして本気モードで挑んでいたのが目黒だ。番組スタッフのSNSでも「収録前『今日はマジで勝ちに行く!』と、言ってた腕捲りさんも最高でした」(※1)というこぼれ話があったほどである。

目黒は岩本照とのKinKi Kids「ジェットコースター・ロマンス」、深澤辰哉との嵐「A・RA・SHI」、渡辺・向井・阿部とのV6「Darling」を堂々完コピ。ジャッジを担当する振付師・TAKAHIROの判定が出るとガッツポーズをしたり、岩本や深澤とハグを交わすなど熱いリアクションを見せた。目黒が長年バックダンサーを務めた嵐はじめ、先輩の名曲ということも本気っぷりを加速させたのかもしれない。チームとしては惜しい結果ではあったものの、目黒の本気具合が随所から伝わってくる対決だった。

このような目黒の熱さは、日頃発信される言葉や会話などからも滲み出ている。目黒は4月18日、25日と2週連続グループのレギュラーラジオ番組『不二家 presents Snow Manの素のまんま』(文化放送)に出演。25日の放送回では、自身が主演を務める劇場版『トリリオンゲーム』(2025年公開)のクランクアップ直後だといい、目黒演じるハルのトレードマークである長い襟足を切ってリフレッシュし、メンバーと会える時間が増えていることなど近況を話した。そして、いろいろなリスナーからのお便りが紹介されたなかでも印象的だったのが、中学生のファンからのお便りである。

それは、お小遣いが少なくこれまでSnow Manが販売してきたカレンダーを買ったことがなかったが、今年はお年玉を使って10thシングル『LOVE TRIGGER / We'll go together』を購入し、3形態同時購入特典として初めてカレンダーを手に入れることができたという嬉しい報告だった。今年はグループのカレンダーを販売することができなかった代わりにメンバーとスタッフで話し合い、なんとか特典という形でファンにカレンダーを届けたという経緯があったSnow Man。一緒にラジオに出演していた渡辺が、こうした声が聞けると自分たちはもちろん「スタッフさんも報われる」と感慨に浸っていると、目黒も「やっぱりこういうのを聞くと一つひとつの仕事って、手ぇ抜けねーよなって」と返答。「いっこいっこ無駄にできない」「ほっこりできるけど背筋が伸びるお便り」と渡辺も話し、今後の活動も真剣に取り組んでいこうとふたりで誓い合うのだった。

18日の放送回では「イケオジ好きな娘を持つ母」からのお便りから派生し、向井と「どんな歳の取り方をしたいか」について話した目黒。「歳の重ね方だと思う、イケオジって」と切り出すと、「どういう経験をしてきたか、どういう人生を歩んできたか。結局その人の内から出てくるもの。滲み出てるものになっていると思うから。自分が後悔しないような、人生一回きりだからいろんな経験をしたいし、あとは歳を重ねていって守るものが増えていくじゃん」と持論を展開。「たとえば家族がいたり子供がいたり、そうやって自分にも守るものが増えていったらどんどんどんどんイケてくるんじゃないかな。自分だけのためよりもいい歳の重ね方ができそうな気がする」と、目黒らしい地に足のついた考えを聞かせてくれた。

真剣に取り組むこと、真剣に考えを伝えること。それらは簡単なようでいて、実は難しい。しかし、目黒のこうした一貫した姿勢が周囲や活動を見守るファンに与える影響は大きい。

※1:https://twitter.com/soreyoshino/status/1781220274626851070

(文=竹上尋子)

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