巨人・戸郷「100点満点」2勝目スルリも初黒星のドラ1・西舘を称賛「僕も助けられてきた」

 5回、同点スクイズを決めた戸郷(撮影・佐々木彰尚)

 「DeNA7-2巨人」(26日、横浜スタジアム)

 巨人がDeNAに逆転負けを喫した。

 1点リードの八回、ドラフト1位の西舘(中大)が、1イニング持たずプロ初黒星。ここまで開幕から10試合連続無失点で、新人タイ記録となる10試合連続ホールド中だったが、記録も途切れる形になった。

 先発の戸郷は7回1失点と粘投。1点のリードを守って降板したが、八回に逆転を許し2勝目がスルりと消えた。尻上がりに状態を上げた投球内容に「先に点は取られたけど、そこだけの反省点かなと思います」と納得の表情。左足の甲に打球を受けたが「いい所に当たってたので、次への影響はないと思う」と前を向いた。

 その上で、失点した西舘について「もう、あれだけいいピッチングをしていたので。本当にそこは100点満点だと思います」と称賛。その上で「プロ対プロですし、いつかは打たれることもあります。これまで僕も助けられてきたところもたくさんありましたし、まだまだ腐らずにやってくれると思います」と投手キャプテンらしく、優しく後輩の背中を押した。

 阿部監督も「もう、責められないな、ピッチャー陣は。スッキリした負け方だった。よく粘ったけど」と語り、西舘については「いつかは点を取られるから。失投だったもんね。プロは甘くないと分かっただろうし。明日以降また頑張ってくれればいい」とうなずいた。

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