[新発田農8-0新潟江南]新発田農は2年平野詠士が先制点を含む2安打2打点で1番打者の起用に応えた。新潟鳥屋野中の恩師が会場で観戦しており、「良いところを見せられた」とほほ笑んだ。
三回と六回、左方向へ適時二塁打を放った。三回は直球を引っ張り、打球は左翼手の頭上へ。先制点をもぎ取る殊勲打だった。いずれも狙いの右方向への打撃 とはいかなかったが、しっかりチームに貢献した。
次戦は2023年春の3回戦でコールド負けした日本文理と戦う。「冬に培った力を発揮したい」とリベンジを誓った。
◆新基準バットで大会第1号・村上桜ケ丘の赤澤裕斗「自信になる」
[加茂暁星11-1村上桜ケ丘]村上桜ケ丘の主戦赤澤裕斗が、今大会初の本塁打を放った。今大会から反発力を抑えた新基準バットを導入。「飛ばないバット」での県内公式戦第1号に「自信になる」と満足そうだった。
三回、高めの甘い変化球を見逃さなかった。「主将として打撃でもチームを引っ張りたい」。打球は左翼スタンドに飛び込んだ。加茂暁星の主戦真保龍聖からの本塁打に「注目投手から打てたのもうれしい」と話す。
だが投球は四球などで崩れ、8失点で敗れた。夏に向けて投げ込み、投打での活躍を目指す。
◆加茂暁星の真保龍聖・一発浴びるも、エースは崩れず
加茂暁星のエース、真保龍聖は5回を投げ、村上桜ケ丘打線を被安打2、1失点に抑えた。
そのうちの1本が、村上桜ケ丘の主戦赤澤裕斗に打たれた今大会第1号の本塁打。スライダーが抜けて高めに浮き「まずいと思った。まさか入るとは思わなかった」と振り返る。
その後は気持ちを切り替え、低めの投球を意識し「いつも通り打たせて取ることを心がけた」。
2024年春から解禁された2段モーションを取り入れ、安定感が増したという。次戦も「全員野球で戦いたい」と力を込めた。
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