警察官が淡水エイやスッポンモドキを副業で販売、130万円の収入得る 県警が本部長注意

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 自宅で繁殖させた淡水エイやスッポンモドキなどを副業で販売したとして、兵庫県警は26日までに、県警本部地域部門に勤務する30代の男性巡査部長を本部長注意処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、巡査部長は2020年11月~23年11月ごろ、自宅で飼育している淡水エイやスッポンモドキ、淡水魚のダトニオ、キクラなどを複数回にわたって業者や個人に販売したとされる。淡水エイ3匹で50万円▽スッポンモドキ1匹で10万円-などの価格を設定し、計約130万円の収入を得たという。

 巡査部長は、インスタグラムの個人アカウントに、飼育する生物の繁殖状況を投稿。「増えたのでお譲りします」などのコメントを付けており、DM(ダイレクトメッセージ)でやりとりして販売していたという。

 24年2月、「警察官が収入を得ている」との匿名の通報があって発覚した。県警の調べに、巡査部長は「設備代や飼育代に充てられればと思っていた。軽率だった」などと話しているという。

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