「小さなイタリア」都内に登場? 円安の影響は百貨店にも 「イタリア展」がゴールデンウィークにあわせ開催

円安の影響で、国内でも海外の気分が味わえるスポットが注目を集めている。

日本橋三越本店では、イタリアの本場の料理や工芸品などが楽しめる「イタリア展」が開かれている。

毎年ゴールデンウィークにあわせて開催されているが、2024年は「より本場の食文化を味わってほしい」と、ミシュラン一つ星レストランのシェフがこのために来日。
北イタリアの本場のシェフが腕を振るったイタリアの郷土料理「南チロル料理」をイートインスペースで味わうことができる。

2023年も「イタリア展」を訪れたという女性客は、「(本場イタリアのシェフが)厨房にいらっしゃるのを見るとすごくテンション上がりました」と笑顔をのぞかせた。

また工芸コーナーでは、ペインティングのデザイナーなど職人による実演を目の前で見ることができるほか、繊細な技術が詰まった生活雑貨やインテリアなどを購入できる。

2023年にベッドカバーを購入し、2024年はテーブルクロスを購入しに来たという女性客は、「日本ではほとんど見たことがなくて、日本でとてもいいなと思うものは、もっとすごく高いです」と述べたほか、円安の影響については、「イタリアに旅行へ行く友達がいるんですよ、オペラが好きで。でも両替レートが高くて、聞くだけでもう卒倒しそうなので。私はこれで十分。イタリアや海外旅行には行かないけれど、十分楽しめると思います」と語る。

ほかにもオリーブオイルやハーブソルトなど、生産から加工までを手がけることで新鮮さが売りの日本初出店のお店など、第1弾は177店舗が並ぶ。

日本橋三越本店は、現地に直接バイヤーが買い付けに行くことで「今まで扱ったことのないイタリア文化を取り入れて、より本場の再現にこだわった」としている。

イタリア展 日本橋三越本店
第1弾4月24日(火)~4月29日(月・祝)
第2弾5月1日(水)~5月6日(月・振替休日)

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