今季限りで退任表明のトゥヘル監督、1万2000人以上のファンが残留を望む声も「最優先事項ではない」と聞き入れず

今季限りでバイエルンを去るトゥヘル監督[写真:Getty Images]

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は、ファンの嘆願にも耳を傾けることはないようだ。

2023年3月にバイエルンの監督に就任したトゥヘル監督。しかし、2月に今シーズン限りで退任することを早期発表。驚きを与えた。

今シーズンは12連覇を目指したブンデスリーガだったが、パフォーマンスが上がらず、レバークーゼンに無敗優勝を許すことに。それでも、チームは2位を確保しに動いている。

一方で、後任監督としてはオーストリア代表のラルフ・ラングニック監督が浮上している中、バイエルンのファンはこの動きに反対。1万2000人以上の署名が届き、トゥヘル監督の留任を望む声が寄せられていた。

トゥヘル監督はフランクフルト戦に向けた記者会見に出席。この事実を問われ、喜んだ一方で、それを受け入れるつもりがないことを改めて口にした。

「おそらく何人かのファンは、私に残って欲しいと持っているようだが、それは優先事項ではないし、そうすべきでもない」

「今後11日間は、フットボールのことだけを考える。他のことは何もない」

「我々はブンデスリーガで勝ち点を積み上げ、チャンピオンズリーグの決勝に進みたいと考えている。完全に集中しており、毎日が重要だ」

リーグ優勝は無くなったが、チャンピオンズリーグ(CL)ではベスト4入り。欧州制覇を目指して残りシーズンを戦う。

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